3月26日はパープルデー ― てんかんへの理解を広げる日 ―
こんにちは、市ケ尾病院 てんかん外来です。
突然ですが、みなさんは「パープルデー」をご存知でしょうか?
パープルデー(3月26日)とは、カナダに住む女の子、キャシディ―・メーガンさんが始めたキャンペーンです。
この日は、世界各国の人がてんかんをもつ人への応援のメッセージを込めて「紫色のもの」を身につけます。
講演会や音楽イベントなど、皆が楽しみながらてんかんへの理解を深められるイベントが各地で開催されます。
昨年は神奈川県庁本庁舎などが紫色にライトアップされました。


てんかんは、医療に関わる方でも詳しく学ぶ機会が少なく、昔から誤解や偏見が生じやすい病気のひとつです。
情報が手に入りやすい現代でも、進学・就職・結婚などの場面で、実際の病状に比べて必要以上に不適切な対応を受けてきた方が少なくありません。
もし街で紫色のライトアップを見かけたら、ぜひ「てんかん」という病気のことを思い出してみてください。
誤解や偏見がなくなり、パープルデーが“特別に必要なくなる日”を、私たちは願っています。
ここからは、当院の「てんかん外来」で行っている診療内容をご紹介します
当院のてんかん外来は、2016年春に開設され、てんかん学会専門医が診療を担当しています。
私たちは、発作が減る・無くなることだけでなく、患者さんやご家族の悩みが減り、笑顔で過ごせることを目指して診療しています。
診療内容(当院でできること)
- てんかんかどうか/どのタイプのてんかんなのかの診断
- タイプに合った内服薬の選択・調整(副作用が出づらい使い方を含む)
- 効果が不十分な場合の変更・追加、薬が多い場合の減量
- 手術適応が考えられる場合:説明の上、実績のある施設をご紹介
- 日常生活で気をつけるポイントの説明
- 経済的な助けになる制度など、利用できる制度のご案内
主な対象
12歳以上で「てんかん」または「てんかんの疑いがある」と診断されている方。
たとえば、以下のような方が対象となります。
- てんかんと診断されたが、診断が正しいのか確認したい
- 薬を飲んでいるが、この薬でよいか相談したい
- 薬が多く、減らせないか相談したい
- 小児科で通院してきたが、成人診療の専門医に切り替えたい
当院の「てんかん外来」は完全予約制です。
予約のない方の受診はお断りしておりますので、ご注意ください。 診療日や初診・再診のご予約等の詳細は、当院ホームページ内「てんかん外来」のページにてご案内しています。
おわりに
3月26日のパープルデー。
紫色の光を見かけたときに、てんかんへの理解が少しでも広がるきっかけになれば幸いです。
私たちは、てんかんを持つ方が安心して生活できる社会につながるよう、診療とともに、正しい理解を広げる取り組みを続けていきます。
