放射線科の紹介
こんにちは、放射線科です!
今回は、私たち放射線科が行っている検査について、簡単にご紹介いたします。
当院の放射線科では、主に以下の6つの検査を行っています。
- 一般撮影検査
- CT検査
- MRI検査
- 透視検査
- 骨密度検査
- マンモグラフィ
1.一般撮影検査(レントゲン)

皆さんが健康診断などでよく目にする、胸部(肺)や腹部のレントゲン撮影です。
整形外科では骨折や関節の状態を確認するための骨の撮影も行っています。撮影時間も短く、もっとも身近な検査のひとつです。
当院では2025年1月にレントゲン装置を交換し、これまでと同様に安心して検査を受けていただける環境を整えています。
2.CT検査

皆さんが健康診断などでよく目にする、胸部(肺)や腹部のレントゲン撮影です。
整形外科では骨折や関節の状態を確認するための骨の撮影も行っています。撮影時間も短く、もっとも身近な検査のひとつです。
当院では2025年1月にレントゲン装置を交換し、これまでと同様に安心して検査を受けていただける環境を整えています。
3.MRI検査

MRIは、X線ではなく強い磁場と電磁波を使って、体内の水分(=水素原子)をもとに画像をつくる検査です。
撮影には20~60分程度かかり、機械の中でじっと横になる必要があるため、閉所恐怖症の方は不安を感じやすいかもしれません。
しかしMRIは、脳・脊髄・子宮・卵巣などの軟らかい組織の描出に非常に優れており、CTとは異なる視点から体を診ることができます。
4.透視検査

「バリウム検査」でおなじみの、胃の透視撮影などが該当します。
リアルタイムでX線画像を見ながら体の動きや流れを観察できる検査で、嚥下機能の評価や、泌尿器科での尿管ステント交換などでも使用されます。
5.骨密度検査

骨密度検査は、骨がもろくなって骨折しやすくなる「骨粗しょう症」の診断に欠かせない検査です。
当院では、微量なX線を使って骨の中にどれくらいのカルシウムなどのミネラルが含まれているかを調べ、骨折のリスクを予測します。
被ばく量はごくわずかで、安全に検査を受けていただけます。高齢者の方を中心に、定期的な測定がすすめられています。
6.マンモグラフィ(乳房X線検査)

乳がん検診で使用される乳房の専用レントゲン検査です。
乳がんの早期発見・早期治療に役立つ重要な検査です。
当院では2025年1月に最新の装置を導入し、従来よりも被ばく線量を抑えつつ、高画質な画像での診断が可能となりました。
撮影は、専門の認定を受けた女性技師が担当しておりますので、安心してご受診いただけます。 近年では9人に1人が乳がんを発症する時代と言われており、定期的な検診が大切です。
各検査の使用エネルギーと被ばく量の比較
検査名 | 使用する エネルギー | 被ばく量の目安(例え) | 主な用途・特徴 | |
---|---|---|---|---|
一般撮影 (レントゲン) | X線 | 飛行機で東京~ニューヨーク間を1往復する際の約1/10 | 胸部・腹部・骨の撮影など | |
CT検査 | X線 (回転スキャン) | 飛行機で2~5往復分 (約5~10mSV) | 体内の断面を立体的に抽出、診断精度高い | |
MRI検査 | 強い磁場と電波 (ラジオ波) | 放射線は使用しません | 脳・脊髄・関節など軟部組織の抽出に優れている | |
透視検査 (バリウム等) | X線 (連続照射) | 飛行機3往復分ほど (約3~6mSV) | 胃・腸・嚥下機能などを動的に観察 | |
骨密度検査 (DXA法) | X線 (二重エネルギー) | 自然放射線の1日分以下 (約0.01mSv未満) | 骨粗鬆症の診断、前腕での測定 | |
マンモグラフィ | X線 (乳房専用) | 自然放射線の1~2日分以下 (約0.1~0.4mSv未満) | 乳がん検診、装置更新で被ばく軽減済み |
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最後に
放射線科は、たくさんの機械に囲まれていることもあり、ちょっと「こわい」「近寄りがたい」印象を持たれることもあるかもしれません。
ですが私たちは、患者様の立場に立ち、不安のないように丁寧な対応と説明を心がけています。
そして、どの診療科とも連携しながら、より正確でわかりやすい画像を提供することに日々努めています。
検査について気になることがあれば、どうぞお気軽にお声がけください。
これからも放射線科スタッフ一同、皆さまの診療のサポートに尽力してまいります!