2階 回復期リハビリテーション病棟のご紹介〜“生活そのもの”がリハビリ〜

こんにちは!回復期リハビリテーション病棟です!
今回は当院2階回復期リハビリテーション病棟についてご紹介させていただきます。

1.回復期リハビリテーション病棟とは

病気やけがで急性期の治療を終えたあと、自宅や社会に戻る準備をするのが「回復期リハビリテーション病棟」です。
回復期リハビリテーション病棟では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士等のリハビリ専門職によるリハビリテーションを中心に、看護師・看護補助者による手厚い看護・介護を提供することにより日常生活の中で“できること”を少しずつ増やしていきます。

2.入院期間・一日の流れ・リハビリの流れ

■入院期間

回復期リハビリテーション病棟での入院期間は、病気やけがの種類・患者様の体の状態に応じて異なりますが、おおよそ2~6か月ほどが目安になります。
たとえば、
・ 脳の病気やケガの後(脳卒中、頭部外傷など)の場合は 約5か月(150日)
・ 骨折や長期間寝たきりによる筋力低下などの場合は 約3か月(90日)
※入院の上限期間は全国共通の制度で定められているものです。実際の入院期間は患者様の状態によって異なるため、入院後に主治医及び多職種チームにご確認ください。

■一日の流れ

■リハビリの流れ

回復期リハビリテーション病棟では、1日あたり最大3時間までのリハビリを行うことができます(制度上の上限です)。
ただし、患者様の疾患や身体の状態によって、実際のリハビリ時間や内容は異なります。そのため、私たちは毎日患者様の様子を見ながらリハビリの専門職が中心となり、無理のない範囲で最適なリハビリプログラムを組んでいます。

◇疾患別のリハビリ時間の考え方
・脳卒中や頭部外傷などの「脳血管疾患」

運動・言語・認知など多面的なリハビリが必要になるため、しっかりと時間を確保(例:60分×2回など)することもあります。
体調や集中力の波に応じて、短時間ずつ分けて行うこともあります。

大腿骨骨折や脊椎圧迫骨折などの「整形外科疾患」

立ち上がり・歩行・移動などの機能訓練を中心に、疲労や痛みに配慮しながら40〜60分程度×1〜2回で進めます。

長期の入院や寝たきりに伴う「廃用症候群」

体力や持久力の低下が大きいため、短時間(20〜30分)×数回で少しずつリズムを取り戻していきます。

◇リハビリの一例(イメージ)

• 「今日は体調が良いので、60分+40分でしっかり」
• 「午後は疲れが出やすいので、午前中にまとめて実施」
• 「立ち上がり練習と歩行訓練を別々の時間に分けて」

このように、患者様にとって無理のない“ちょうどよいリハビリ”を、スタッフ全員で話し合いながら調整しています。

3.病棟の特徴

日常生活そのものを“リハビリ”と捉え、起床・食事・着替え・整容・排泄まで、スタッフがサポートしながら一緒に取り組んでいます。
・ 24時間の手厚い看護・介護体制
・ 夜間の排泄補助も含めた安心のサポート

4.スタッフ紹介

2階病棟に常駐する看護師・看護補助者は、中堅スタッフの経験と、若手スタッフの元気と工夫で、日々明るい雰囲気をつくっています! 患者様に寄り添い、退院後の暮らしを一緒に考えるチームです。

5.季節の取り組み

リハビリ生活の中に“楽しみ”も大切に。

季節の行事や行事食を通じて、心のリハビリにもつながる時間を提供しています。

◇季節の取り組み一例

・1月:お正月

・3月:ひな祭り

・4月:花見

・5月:こどもの日(兜飾り)

・7月:七夕

・12月:クリスマス会

6.多職種によるチーム医療

医師・看護師・看護補助者・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・管理栄養士・薬剤師・医療ソーシャルワーカーなどが連携し、患者様一人ひとりの退院後の生活を支える計画を立てています。

定期的なカンファレンスで意見交換を行い、患者様の“その人らしい暮らし”を大切にしています。

7.最後に

退院後も笑顔で、充実した生活を送っていただけるよう、患者様一人ひとりに寄り添った支援を大切にしています。
スタッフ一同、これからも温かい心で「その人らしい暮らし」を支えてまいります。

診療のご案内

月~金曜日土曜日日曜・祝日
受付時間8:30~
11:30
/
13:30~
16:30
8:30~
11:30
休診日
診療時間9:00~
12:00
/
14:00~
17:00
9:00~
12:00

土曜日午後及び、年末年始(12月30日~1月3日)は休診

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