電子処方箋

こんにちは!今月のブログは医事課が担当します!
当院は電子処方箋対応に向けて準備を進めておりますので【電子処方箋】についてご紹介します。

電子処方箋の仕組みは・・・
電子処方箋は今まで紙でやりとりしていたデータを電子化し、クラウド上に構築する【電子処方箋管理サービス】を介して医療機関・薬局間での処方・調剤情報や、その他の疑義照会等の情報連携を可能としています。さらに、その患者様の全国の医療機関・薬局での過去の薬剤情報も参照することが出来るので、質の高い医療サービスの提供が期待できます。

患者様が電子処方箋をご利用されるメリット

同じ効能・効果の薬が、受診した複数の医療機関から処方され、服用してしまうことを「重複投薬」といいます。同じ効能・効果の薬を服用すると、副作用を生じさせときには健康被害を生ずるおそれがあります。
また、医療費の負担も、本来必要な分より大きくなります。

尚、飲み合わせの悪い薬の組み合わせを「併用禁忌」「併用注意」といいます。併用禁忌、併用注意となっている薬を同時に服用すると、薬の効能・効果が増強または減弱し、副作用などを生じさせ、ときには健康被害を生ずるおそれがあります。

重複投薬・併用禁忌などを避けるためには、服用している薬の情報を正確に医師・歯科医師・薬剤師に伝えることが重要です。

電子処方せんに対応した医療機関・薬局では、医師・薬剤師等が電子処方箋管理サービスというシステムに登録された、ご自身やご家族が服用している薬の情報をデータで確認できるようになります。そのため、お薬手帳を忘れてしまった場合でも曖昧な記憶に頼ることなく、服用している薬を医師等に正確に伝えることができ安心です。

通常、マイナポータルへの処方・調剤情報の反映には概ね1ヶ月程度を要しますが、電子処方せんに対応した医療機関・薬局から登録された処方・調剤情報は、すぐに閲覧することができます。

また、マイナポータルを通して患者さん自身が閲覧できる電子処方せんの処方・調剤情報を、アプリ上に表示することができる電子版お薬手帳アプリも登場しています。検索機能、服薬アラーム機能やアレルギー・副作用の情報記録機能と組み合わせることで、ご自身の健康管理にさらに役立ちます。

電子処方せんは、調剤を行う薬局が、電子処方箋管理サービスというシステムから処方せん原本をデータで取得します。そのため、患者さんと看護にあたるご家族の間での処方せんの受け渡しや、薬局来局時に処方せんを忘れて、ご自宅へ戻っていただくようなことがなくなります。

また、来局前に薬局に引換番号を伝えることで、薬局側も複数の薬を服用時点ごとにまとめて飲みやすくする一包化などにあらかじめ取りかかることができるため、薬局での待ち時間短縮にも繋がります。

電子処方せんが普及していくことで、全国どの医療機関・薬局を訪れても継続的な処方・調剤を受けやすくなり、災害等の非常時にも安心です。

診療のご案内

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